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Cover car of the month

LEXUS

Late 40LS

Hokkaido

Yu Yoshida

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大阪オートメッセと言えば、この33シーマで間違いない。毎回、必ず、そこにいる。内外装、トランクまで、隙なくドレスアップ。どこを見ても実に丁寧な作り込み。この33シーマがオーナーにとって特別な存在であることが一目で分かる。今回はオーナーの河合サンに、「シーマとの出会い」から「こだわりのドレスアップ」まで、じっくりと話を聞いた。

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 予想外の答えに驚かされた。てっきり、「男は黙って日産シーマ」みたいな答えが返って来るもんだと思っていた。

「僕はヴォヤージュというクルマ屋をやっているんですが、コイツは売れ残りだったんです。ノーマルのままじゃ売れる見込みがなかったんで、ドレスアップして店頭に並べ直したんですが、それでも売れない。それで売るのを諦めて、仕方がないから店のデモカーにすることにして、色々とやっているうちに愛着が沸いて、気付いたら、もう15年も一緒にいます(笑)」。

 面倒見のいい河合サンらしいエピソードである。

「店で一番の劣等生だったけど、今となってはヴォヤージュがあるのはコイツのお陰だと思っています。もう1ミリも売るつもりはないし、一生、一緒にいたいと思っています」。

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 愛車に乗って15年。これまでに幾度となく仕様変更を繰り返してきた。今仕様のコンセプトは一言では表せないが、「元祖仕様に今風をプラスα」というのを大切にしながらドレスアップしている。

 エアロパーツはエイムゲインのユーロエディションがベース。フロントは30ヴェルファイア前期のAラインをオマージュしたリップに変更。立体的な造形で、凹ませた部分はマットブラックで塗装してアクセントをつけている。

 グリルもワンオフで、33シーマのグランツ用をイメージ。同じ33系なので純正をポン付け交換すればいいじゃないかと思うかもしれないが、ロングノーズ化もしたかった。ゆえに、イチからワンオフでこだわったのだ。

 この33シーマで最も評判が良いのは、やはり、オーバーフェンダーだろう。フロントは叩き出しで4センチ、リアは一枚物の鉄板で8センチワイドに。フロントフェンダーの別体式ダクトのデザインも文句ナシにカッコイイ。

 ホイールはワーク マイスターM1の18インチ。F10.5Jマイナス18、R12.5Jマイナス70。キャンバー角は9度前後で、王道のリムツラでセッティング。

 ちなみに、足まわりはエアサスではなく車高調。「えっ!? これで走れるんですか」と聞かれるのが快感。

 リアは左右出しのマフラーが見所で、なんとチタン製のフルストレート。フロント・中間・リアが全部チタン。

「マフラーの音はうるさいのが好みなのと、やっている人がいないっていうのもあってワンオフで仕上げました。音に関しては日本一だと思っています(笑)」。

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 外装だけでなく、インテリアとトランクにもこだわりを詰め込んでいる。インテリアは少しクリームっぽい白を基調に、ボディ色に近いブラウンの革をアレンジ。主張の強い柄入りの革というのもあり、あえて全体のデザインはシンプルに。こうした足し算・引き算は勉強になる。

 トランクの正面にドンっと配置したアンプはイメージ ダイナミクス。その奥の見えない位置にロックフォードのアンプが隠されている。各スピーカーの外周を筆頭に、各部にLEDが仕込まれ、クルクルと色が変わる。いつまでも飽きずに見ていられる。

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 ヴォヤージュと言えば大阪オートメッセ。毎年、必ずいる。コロナ禍で出展社が激減したあの年も、ヴォヤージュは4号館に33シーマとオーナー車を並べた。

「メッセはVIPオーナーたちの憧れの舞台。ここにクルマを出したいと思っている若い子が凄く多いんです。そんなオーナーたちの夢を叶えるためにも、ヴォヤージュはメッセに出展し続けないとダメだと思っています」。

 だから、ヴォヤージュにはオーナーたちがついてくる。河合サンの面倒見の良さが人を惹きつける。

 たまたま店で売れ残ったシーマ。どうやっても売れなかったシーマ。もしかすると、売れなかったのはこのシーマが河合サンの側にずっといたかったからなんじゃないか。相思相愛。今回、メッセ会場でじっくりと話を聞き、思わず、そんな風に思った。ヴォヤージュの33シーマ。来年も再来年も、その先もずっと、大阪オートメッセの会場で、この33シーマに出会えることを楽しみにしようと思う。

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Hokkaido

Yu Yoshida

VIP career: 25 years

兵庫県

河合 秀昭

Specifications

● Front: F sports genuine + Wald

- Side: Aim Gain

-Rear: Aimgain

- Wing: LX mode

- Front fender: Artisan Spirits processing 2 cm, arch raised 2 cm

-Rear fender: Over fender 3 cm, arch up 6 cm

-Grill: Blackout

- Headlight: Smoke processing

- Fog lamp: Smoke processing

-Tail lamp: Smoke processing

-Body color: Original candy blue wrapping

-Wheels: BC Forged 20inch (F) 11J minus 28 (R) 12J minus 35

- Tires: (F) 245/35-20 (R) 265/35-20

Suspension: Ideal Maximum 4-wheel independent air suspension

- Arm: (F R) Nagisa Auto, T Dimension

- Camber angle: (F/R) 8.5 degrees

-Brake: Ideal (F) 8pot 380φ (R) 6pot 380φ

●Muffler: (front to middle) sense brand (exit) AMG cutter

-Exterior and others: Engine Toms Complete

●Interior: Seat white genuine leather partially reupholstered, Panels painted white, Original wrapping

In-room audio: Daicoq speaker, helix amplifier, DSP

Vol.08_CONTENTS

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