ファイナルカップ九州
主催者インタビュー
お世辞抜きに「ファイナルカップ九州」は本当にいいイベントだった。会場のあちらこちらで参加者たちがクルマ談義に花を咲かせ、たくさんの笑顔を見ることができた。今回が記念すべき第1回だったわけだが、大成功だったと言っても過言ではないだろう。VIPスタイル編集部はイベントの翌日にもモーターリンク熊本を訪ね、主催者である西山航司サンに直撃インタビューを敢行。どうしてイベントを開催することにしたのかなど、このイベントに対する思いを聞いた。

ファイナルカップ九州
日時|2024年12月15日(日)
会場|大分スポーツ公園
主催|モーターリンク熊本
編集 モーターリンク熊本は今年で何年目になりますか?
西山 もう11年目に入ります。
編集 西山サンはVIPオーナーとしての顔も持ちますが、VIP歴は何年になりますか?
西山 18歳の時からなので、15年ですね。
編集 ショップとしても、オーナーとしても、全国に知られる存在になりましたね。
西山 どうなんでしょう(笑)。でも、ありがとうございます。
編集 そんな西山サンが、今回、初めてイベントを開催。きっかけは? また、それはいつから思っていたんですか?
西山 これまでに全国のイベントに行かせてもらって、仲間と呼べる存在の方々がたくさんできました。プラス、先輩たちにも「イベントをやってみたら」っていう助言をもらって、それでやる気になりました。時期的には1~2年前ぐらいからです。場所を探したり、準備を始めて、ようやく今回、開催に至りました。

編集 イベント名は「ファイナルカップ九州」。きっと、色んな候補があったと思いますが、どうして、このイベント名にしたんですか? 「九州」という文字を入れたのは、やっぱり、ポイントなんですか?
西山 本当は自分の地元である熊本で開催して、熊本って入れたかったんです。ですが、場所の兼ね合いだったり、あとは、この時期は積雪の可能性もあるので、九州のどこかでやることにしたんです。熊本っていうのは使えなくなってしまったけど、九州を盛り上げたいって気持ちで、「九州」っていうのを入れました。「ファイナルカップ」っていうのは、12月開催のイベントなので、みんなのイベントの締め括りになったらいいなって思って名付けました。
編集 モーターリンク熊本っていうと、セダンの印象が強い。西山サン自身も50センチュリーの現役セダンオーナー。ただ、今回のイベントはセダン限定ではなく、オールジャンルでしたね。それはど うしてなんですか?
西山 セダンだけのイベントにしてしまうと、交流の幅が限られてしまう。ですので、コンパクトも、ハイエースも、ワゴンも、クルマ好きなら全員が参加できるイベントにしました。僕もイベントに行って経験しているんですが、自分とは違うジャンルの人たちと交流するのも凄く有意義で、他ジャルンからドレスアップの技を新発見したりもできますからね。

編集 これまでに、西山サンは全国各地のイベントに参戦してきました。それこそ北海道を含め、日本全国。ですから、イベントのことは熟知していますよね?
西山 そうかもしれないですね(笑)。
編集 でも、開催する側は初めて。実際に主催者になってみて、どうでしたか?
西山 イベントのことは分かっているつもりでしたけど、今回、初めて主催する側になって、こんなにも主催者って大変なんだなって実感しました(笑)。それもあって、主催してくれている方に対しての見方が大きく変わりました。もっともっと感謝の心を持たないとなって。
編集 ちなみに、一番大変だったことは?
西山 全部ですね。告知のタイミング、部門賞の決め方、前日の準備、当日の進行、そして、後片付けも。どれをとっても大変でした。特に大変だったのは搬入ですかね。会場の入口が1箇所だけだったので、渋滞だったりとか。ちょっとそこで躓きました。
編集 こればっかりはどうにもならない天気も、主催者の心を苦しめますよね。特に今回は冬開催だったので、雨が降ったら……。
西山 そうですね。でも今回は天気のことは考えないようにしていました(笑)。当然、晴れてくれたらいいなとは願っていましたけど。もう、それどころではなかったので、あんまり、天気のことは気にしなかったというか、気にできなかったですね。当日は冷たい北風が吹いていましたけど、晴れてくれたので良かったです。
編集 大変なこともいっぱいあったと思いますが、無事に成功。今の気持ちは?
西山 ありがとうございます。まだ余韻に浸ってる感じですが、2025年もやりたいなって思っています。もう少し経って落ち着いたら、みなさんに意見を聞いて、改善する部分は改善して、次回もやってみたいなって思っています。

編集 参加したオーナーたち、出展社たちに言われて嬉しかったことは?
西山 北海道から宮崎まで、全国からみんなが集まってくれて本当に嬉しかったです。「西山クンがやるなら行くよ」って言ってくれる方が多くて、凄く嬉しかったです。ありがたいです。
編集 イベントって本人にやる気があっても、やっぱり周りの協力がないと開催できない。それを踏まえて、感謝の気持ちじゃないですけど、助けてくれた方たちにメッセージはありますか?
西山 心から、みなさんのお陰でできたイベントだと思っています。誰か一人でも欠けていたら、こんな風にはできなかったと思っています。本当にみなさんには感謝しかないです。
編集 今後、2回、3回と続けていって、最終的には「ファイナルカップ九州」をどんなイベントに育てて行きたいと思っていますか?
西山 やっぱり、過去に自分が見てきたイベントの中でも、あのKブレイク杯が一番凄かった。すぐには絶対に無理ですけど、いつか、あのイベントのようにできたらっていうのが夢ですね。

モーターリンク熊本
西山 航司
「初めての開催ということもあり、色々と不手際もあったと思いますが、そんな中、みんながあたたかい目で見守ってくれて本当にありがたかったです。ファイナルカップ九州に関わってくれた全てのみなさんに心から感謝しています。ありがとうございました」。
ファイナルカップ九州
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