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Kブレイク・

大林一樹さんの

人気コーナーが

『おおもりごはん』。

K break
Kazuki Obayashi's
popular corner
"Oomori Gohan".

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今回は、

北海道のCカップで

発見した

4台の車輌をご紹介。

This time,
In the C cup in Hokkaido
discovered
Introducing four vehicles.

#01

31セルシオ

北海道/佐藤くん

#02

16アリスト

北海道/宮川くん

#03

14マジェスタ

兵庫県/岸本くん

#04

14マジェスタ

宮城県/桜井くん

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大林一樹の
おおもりごはん

Kazuki Obayashi
Oomori Gohan

 Kブレイクの大林サンの人気連載コーナーが『おおもりごはん』。オーナーたちが頑張って作り上げた愛車を、愛情たっぷりに、時には辛口コメントを織り交ぜながら、楽しく紹介していきます。

 

 今回は2022年7月3日に北海道で開催された『Cカップ』で、おおもりごはん取材を敢行。気になる4台の車輌のオーナーたちを直撃取材。それでは、さっそく、一緒に見ていきましょう!

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編集部:札幌ナンバーの30セルシオ。この車輌を選んだ理由は?

 

大林サン:30セルシオで、オーバーフェンダーをしていて、ザ・VIPな感じで凄くカッコイイなって思って選びました。

 

編集部:特にいいなって思ったのはフェンダーですか?

 

大林サン:そうですね。サイズ感的にもちゃんとバシッと出しているし、ツライチもキマっているし。リムを被せずに王道の感じで、そこもいいですね。足まわりはエアサスですか?

 

佐藤クン:はい、そうです。

 

大林サン:エアサスだと被せる人が多いですけど、あえてリムの所に合わせているんですか?

 

佐藤クン:そうなんです。

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編集部:クルマ全体のコンセプトはどんな感じですか?

 

佐藤クン:純正風をポイントにしています。バンパーはニコイチにしています。オートクチュールのバンパーに、純正風のバンパーをニコイチして。

 

大林サン:30セルシオにオートクチュールっていうのは、昔は鉄板の仕様でしたね。それを上手いこと使ってキレイにまとめていて、これは本当に良いフロントバンバーだと思います。

 

佐藤クン:ありがとうございます。

 

編集部:フロントバンパーのニコイチはどんな感じでしましたか?

 

佐藤クン:バンバーの上下の部分はオートクチュールなんです。中の部分をニコイチして、純正風のバンパーを合体させました。

 

大林サン:フォグは30セルシオの純正ですね。

 

佐藤クン:そうなんです。フォグは純正が良かったんで、それでこんな風にニコイチにしたんです。それならハーフエアロでやればいいって思われるかもしれないですけど、僕的にはハーフは嫌で。あと、オートクチュールのリップ部分のデザインも好きだったので、それでオートクチュールのフルバンをベースにしているんです。

 

大林サン:中の部分を純正風にしたことで、エアロ、エアロしていない雰囲気になって、そこがカッコイイですね。

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編集部:その他、大林サンに見て欲しい部分はありますか?

 

佐藤クン:リアバンパーですね。JOBデザイン加工です。下の部分にリフレクターを入れました。

 

大林サン:フロントはオートクチュール、リアはJOBデザインって感じでメーカー違いにすると、統一感みたいな部分が難しくなるんですけど、ちゃんと加工して整えているので、統一感もある。ちなみに、ウイングを着けていないのはドシッと見せるためにワザとですか?

 

佐藤クン:そうなんです。アンテナも取ってスムージングしました。 

 

大林サン:そうすることでシンプルで、ドシッとした印象になっていますね。

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編集部:ホイールは?

 

佐藤クン:SSRのMS3で、リアだけリバレルしています。アウターリムだけ。

 

大林サン:何Jにしたんですか?

 

佐藤クン:12.5Jのマイナス43です。欲しいサイズがなかったので、リバレルしました。

 

大林サン:SSRは3ピースだから、あまりリムが深く取れないんですよね。僕はこういう王道のVIPが大好物なんですけど、やっぱり、こういうクルマには深リムが似合いますね。

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編集部:佐藤クンは、こういったイベントに結構参加しているんですか?

 

佐藤クン:そうですね。仕事は農業なんですけど、忙しくない時はできるだけ参加するようにしています。

 

編集部:今日のイベントの感想は?

 

佐藤クン:想像していたよりも参加台数が多くて、本州の方からも沢山来ていて、カッコ良いクルマばっかりで楽しいです。

 

大林サン:Cカップは毎回多いけど、今日は本当に多いですよね。

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編集部:最後に今後の目標を教えてください。

 

佐藤クン:目標は、ブレーキを入れたいと思っています。まだ手が出ないんですけど。

 

大林サン:この30セルシオは今のカタチが凄くいいから、極力、このカタチを崩さずに手を入れていって欲しいなって思います。今後も頑張ってくださいね!

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SPECIFICATION

31セルシオ

●エアロ:(F・S)オートクチュール加工(R)JOBデザイン加工 ●フェンダー:オーバーフェンダー(F)4㎝(R)7㎝ ●ボディカラー:202ブラック ●ホイール:SSR プロフェッサーMS3 19inch(F)11Jマイナス14(R)12.5Jマイナス43 ●タイヤ:ATR(F)235/35-19(R)275/30-19 ●足まわり:Tディメンド エアサス ●アーム:326パワー、玄武 ●マフラー:中間・リア ワンオフ ●外装その他:フェンダーウインカー・ルーフアンテナ スムージング 

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編集部:次に選んだのは16アリスト。この車輌を選んだ理由はどんな感じですか?

 

大林サン:スポーティにやっているのかなって思わせつつ、実は痛車でもあるみたいな。このギャップが堪らないですね。これはウマ娘ですね。

 

宮川クン:そうです。ウマ娘です。ウマ娘はアプリのゲームで、これはアグネスタキオンっていうキャラなんですけど。僕の推しです。

 

大林サン:ウマ娘はね、僕は歌はめっちゃ好きなんですよ(笑)、うまぴょいうまぴょいって。

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編集部:クルマの方はどんな風に作りましたか?

 

宮川クン:元々、中高生時代に、それこそ大林サンがオーナーとして現役の頃、1998年~2003年ぐらいの時のVIPが大好きで。あの頃ってレーシング系のVIPが流行っていたじゃないですか。そういうのが大好きでやってみたんです。痛車にしたのは、オタクなんで(笑)。ちょっと痛車も混じってますけど、クルマ自体のコンセプトは大林サンたちの時代に流行ったレーシング系VIPなんです。

 

大林サン:こういう話をしてくれると、僕を含め、その時代に一生懸命やっていた人たちは嬉しいですよね。

 

宮川クン:中高生の時は毎月、VIPカーとかVIPスタイルを買って、雑誌で大林サンたちを見ていました。穴が開くほど(笑)。

 

大林サン:嬉しいな。

 

宮川クン:それで大林サンがフーガを痛車にして、痛車好きでも知られていて、僕も痛車にしたっていうのもあって、いつか大林サンの『おおもりごはん』のコーナーに出して貰えたらなって、ずっと思っていたんですよ。

 

大林サン:そうなんだ。

 

宮川クン:こういうイベントで、声をかけられたら嬉しいなって思っていたんです。それが今日実現して。まさかって感じです。夢が叶いました。ありがとうございます。

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大林サン:大宮ナンバーですけど、埼玉から来たんですか?

 

宮川クン:4月からこっちに引っ越したんです。元々、僕は小樽の出身で、中学生まで小樽で過ごして、またこっちに引っ越した感じです。今は小樽のとあるリペア業社で働かせて貰っています。

 

大林サン:あそこ?

 

宮川クン:たぶん、ご存知の所だと思います。

 

大林サン:じゃあ、僕のMAEホイールも入っているでしょ。

 

宮川クン:え!? 2本ぐらい入ってましたけど。

 

大林サン:それ僕のです(笑)。

 

宮川クン:あっ、そうなんですか。あ~、どうもありがとうございます。まだ入社して日が浅いので、全然把握できていないんですけど。

 

大林サン:たぶん、いつかリア用の2本も出すと思います。

 

宮川クン:あっ、分かりました。

 

大林サン:今はその会社で頑張っているんですね。

 

宮川クン:そうなんです。まだ3ヶ月ぐらいなんで、新人なんですけど。

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大林サン:クルマの話もしないとね(笑)。ウイングは?

 

宮川クン:アブフラッグです。こういう当時流行った絶版のパーツが好きなんです。マフラーもその頃をイメージして、でかい砲弾にしています。マフラーはワンオフで作ったんですけど。

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大林サン:確かにウイングはこういうのが流行った時代がありましたね。僕らも着けてた。当時はスポーティVIPっていうのが大流行して、こういう大きなGTウイングをつけるのが定番にすらなってましたよね。僕らの周りはプロモーションのGTウイングを着けていましたね。

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編集部:ホイールは?

 

宮川クン:これも絶版なんですけど、OZで、ポルシェのチューナーのシュトロゼックのホイールです。

 

編集部:良く目にするOZとは違いますね。

 

宮川クン:そうですね。この存在を知っている人は少ないと思います。

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大林サン:フロントバンパーもインパクトがありますね。これもポルシェ的な感じですよね?

 

宮川クン:そうなんです。ポルシェ911の社外のエアロをニコイチして作りました。

 

編集部:ボンネットは?

 

宮川クン:これは元々セッションのボンネットなんですけど、セッションのデモカーについていたモノなんですよ。それを加工して、ダクトを入れて、こんな風にしました。

 

大林サン:セッション、懐かしい名前が出てきましたね(笑)。セッションの山田賢司とは腐れ縁で、まだ付き合いはありますけど。

 

宮川クン:僕は大林サンとか山田サンとかがやってきたVIPが大好きなんです。

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編集部:今日はこんな風に大林サンとお話ができて良かったですね。

 

宮川クン:本当に嬉しいです。毎回、大林サンを見掛ける度にお話をしたいなって思っていたんですけど、なかなかハードルが高くて。今回は逆にこんな風に声をかけて頂いて、本当に嬉しいです。

 

編集部:最後に今後の目標は?

 

宮川クン:そうですね。僕の中では『おおもりごはん』に出るのが目標というか夢だったので、それが叶って嬉しいです。これ以上の目標っていうのは、ちょっとないですね。

 

大林サン:僕も北海道には年に数回は必ず来るんで、次はお互いに気軽に話ができるといいですね。そして、仕事の方も頑張ってくださいね。

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SPECIFICATION

16アリスト

●エアロ:(F)ポルシェ911用ニコイチ(S)JOBデザイン(R)JOBデザイン LS用ニコイチ(W)アブフラッグ、ARCマジックウイング ●フェンダー:ツメカット ●グリル:アブフラッグ カーボングリル ●ヘッドライト:スモーク ●テールランプ:純正戻し ●ボディカラー:202ブラック ●ホイール:OZレーシング STROSEK AERA 18inch(F)10J+38(R)11J+18 ●タイヤ:ピレリ Pゼロロッソ(F)225/40-18(R)265/35-18 ●足まわり:カズサス フルコンバージョンキット ●アーム:Tディメンド、ナギサオート、ミルキーホワイト ●ブレーキ:トラスト GREX(F)6pot 355φ(R)4pot 330φ ●マフラー:ワンオフ砲弾 ●外装その他:セッション カーボンボンネット加工、ウマ娘 アグネスタキオン ●室内:アブフラッグ ステアリング、レカロ SR6 

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編集部:有名オーナーの岸本サンの14マジェスタですね。

 

大林サン:前期?

 

岸本サン:後期です。

 

大林サン:なんでここ、メッキじゃないの?

 

岸本サン:めくれちゃったんですよ~。

 

大林サン:あ、そうなんですか。

 

岸本サン:塗装する時にマスキングにくっついて、めくれてしまって……。

 

大林サン:あちゃ~、そうなんですね。14マジェスタは窓枠がメッキかメッキじゃないかで、前期か後期かが分かるんですけど。だけど、もう新品のメッキモールが出ないから、めくれちゃうとね、大変なんですよね……。

 

岸本サン:そうなんですよね……。

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編集部:岸本サンっていうと、17クラウンで有名なんですが、14マジェスタも持っていたんですね?

 

岸本サン:そうなんです。3年ぐらい前から。

 

編集部:今回、北海道に14マジェスタでエントリーしたのはどうしてですか?

 

岸本サン:3年前のCカップの時は17クラウンで参加させてもらったんで、今回は14マジェスタを出したいなって思ったんです。

 

編集部:Cカップは毎回、必ず行くって感じなんですか?

 

岸本サン:今回で2回目なんですよ。3年前のCカップが初めてで、その時が楽しかったので、今回も来させてもらった感じなんですけど。

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大林サン:岸本クンの14マジェスタ、実車を見るのは初めてですけど、インスタで見てましたよ。製作途中の写真を上げてましたよね。

 

岸本サン:そうなんです。ありがとうございます。

 

編集部:改めて、実車を見てどうですか?

 

大林サン:僕にとっても14マジェスタは大切な存在なんですけど、今の時代にこうやって乗ってくれているだけでも、本当に嬉しいですよ。今はなかなかパーツもないし、オークションサイトで検索しても全然出て来ないですもんね。

 

岸本サン:そうなんですよね。

 

大林サン:これは距離、どれぐらい走っているんですか?

 

岸本サン:8万キロです。

 

大林サン:おお~、10万キロいってないっていうのは、少ない方ですよね。

 

編集部:改めて、3年前に14マジェスタを手に入れた経緯っていうのは、どんな感じなんですか?

 

岸本サン:一番は大先輩たちが乗っていたから、自分もいつか乗りたいなって。サンルーフ付きのV8の後期っていうのにこだわって、このクルマは3年間かけて探したんです。その後、3年かけて作って、今に至るんですけど。

 

大林サン:そうなんですね。となると、6年前、その時はそこまで高くなかったですよね?

 

岸本サン:そうですね。

 

大林サン:今は14マジェスタは高いですよね。

 

岸本サン:今はヤバイです。なので、本当にいいタイミングで手に入れることができたなって思っています。

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大林サン:このクルマは室内保管だった感じですか?

 

岸本サン:ですかね?

 

大林サン:中がこんなにキレイってことは、たぶん、室内保管ですよ。14マジェスタだけじゃないんですけど、この年式のクルマになると日焼けしているケースが多いですから。やっぱり、車庫にキチッと保管されている車輌の内装はキレイ。

 

編集部:ドレスアップのテーマはどんな感じですか?

 

岸本サン:テーマは、17クラウンの時もそうなんですけど、純正の良い所はそのまま残して、車種が分からなくなるようなカスタムはあまり好きじゃないので、純正を生かしたスタイルっていうのにこだわっています。

 

大林サン:いいですね~。14マジェスタはコテコテもカッコイイですけど、シンプルもカッコイイですからね。

 

編集部:装着パーツを教えてください。

 

岸本サン:フロントがモードパルファムのニコイチです。モードパルファムには14マジェ用はないので、50シーマ用をニコイチしました。

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編集部:フェンダーは?

 

岸本サン:ノーマルフェンダーです。

 

大林サン:ツメ折り?

 

岸本サン:ツメ切りです。だけど、今日、入口でやっちゃいまして……。

 

大林サン:あそこの段で?

 

岸本サン:そうなんですよ……。

 

大林サン:会場で、車高を落としたら良かったのに……。

 

岸本サン:そうなんですけど、会場でごちゃごちゃやって迷惑をかけたら申し訳ないって思って。それで手前でやったら、こんな感じに……。

 

大林サン:そっかぁ……。

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編集部:17クラウンの時はオーバーフェンダーでしたよね。今回の14マジェスタはノーマルフェンダー。それはどうしてなんですか?

 

岸本サン:14マジェスタは、自分の中で第三章ぐらいまで考えていて、今は第一章なんです。第二章、第三章の時にフェンダーを加工しようって思っていて、その時まで取って置いている感じなんです。

 

大林サン:なるほど。おっ、ちゃんとドアノブもやってますね。

 

岸本サン:はい。

 

大林サン:これは30セルシオのやつですよね?

 

岸本サン:そうです、そうです。

 

大林サン:僕もこのワザはやってましたけど。

 

岸本サン:これをやるかやらないかで、全然見た目が違いますよね。高級感が。

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編集部:グルッと回って、リアも見ていきましょう。

 

岸本サン:リアは上側がジャンクションプロデュースで、下側がエイムゲインの16アリスト用を移植しました。エイムゲインのエアロのシンプルなカタチが好きで、あと、マフラーは片側1本づつって決めていたんで、その部分も理想にピッタリのデザインでした。

 

編集部:今の姿が第一章の完成形ですね。

 

岸本サン:はい。

 

大林サン:この後、第二章、第三章って続くってことは、全く手放す気はないってことですね?

 

岸本サン:はい、そうです。

 

大林サン:いいですね。

 

編集部:周りの反響はどうですか?

 

岸本サン:どうでしょ、悪くはないと思うんですけどね。

 

大林サン:14マジェスタ自体が珍しいからね。

 

岸本サン:そうなんですよ。これで街を走っていると、年齢層の高い方たちから「おぉ!」って感じで見て貰える。それが嬉しいですよね。

 

大林サン:14マジェスタは僕が二十歳の時のクルマですからね。30年前のクルマ(笑)。当時を知っている人はそんな風に目で追いかけちゃいますよね。

 

編集部:ちなみに、17クラウンは元気ですか?

 

岸本サン:元気です。17クラウンは16年目なんですけど。やっぱり手放せない大切なクルマですね。ですが、当面はこの14マジェスタの方を頑張って、もっともっとカッコ良くしていけたらいいなって思っています。

 

大林サン:もちろん、今の新しいクルマもいいんですけど、やっぱり、VIPカーらしい、この年代のクルマは特別ですよね。

 

岸本サン:この年代のクルマはイジり甲斐がありますよね。色んな部分で苦労は多いですけど、無いものを作ったりするのも凄く楽しいですし。

 

大林サン:そうやってやればやるほど愛着が沸くし、ずっと置いておきたいクルマになっていくんですよね。しっかし、ドアノブを変えても、今の若い子は気付かないですよね(笑)。

 

岸本サン:はい。せっかく変更したんですけど、誰にも言われたことがないです。

 

大林サン:ですよね、もう30セルシオ自体が昔のクルマって感じになっていますからね。

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編集部:岸本サンはNKスピリットというショップをやっているんですけど、お店はもう何年目になりましたか?

 

岸本サン:14年ですね。今、38歳で、24歳の時に始めたんで。

 

大林サン:若いですね。

 

岸本サン:いや、そんなことないですよ。

 

大林サン:僕とひと回りも違うじゃないですか。干支、何ですか?

 

岸本サン:ねずみです。

 

大林サン:僕もねずみ。やっぱり、ひと回り違いですね(笑)。

 

編集部:じゃあ、ひと回り違いの先輩として、岸本サンにアドバイスを。

 

大林サン:何て言うか、今は色々と厳しいご時世ですけど、何でも突き詰めて行ったら、絶対に付いて来てくれる人がいると思うんですよ。僕もセダンが大好きで、VIP業界は厳しい局面に入っているんだけど、だからこそ、赤マジェを復活させようって思っていたりして。再来年のメッセデビューを目指して。だから、これからは同じ14マジェスタのオーナーとして、頑張って行きましょう。

 

岸本サン:ありがとうございます。まさかの北海道で、大林サンと初めてお話できて良かったです。凄く緊張しました。ありがとうございました。

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SPECIFICATION

14マジェスタ

●エアロ:(F)モードパルファム加工(S)ワンスター加工(R)エイムゲイン加工 ●フェンダー:ノーマル ●フォグランプ:モードパルファム ●ボディカラー:BMW純正カーボンブラック ●ホイール:BBS LM 19inch(F)9J+22(R)10J+22 ●タイヤ:(F)205/35-19(R)225/35-19 ●足まわり:326パワー チャクリキダンパー ●アーム:Tディメンド ●ブレーキ:オリジナル(F・R)6pot 365φ ●マフラー:(中間)ステンレス フルデュアル(出口)ジャンクションプロデュース ●外装その他:ジャンクションプロデュース ボンネットスポイラー・ルーフスポイラー 

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編集部:4台目は桜井クンの14マジェスタですね。選んだ理由は? 

 

大林サン:サクとは仲良しの友達なんですけど、今回のこの仕様はめっちゃ頑張って短期間で作って来たんですよ。大掛かりに全部やり替えてきたんで、取材しないわけにはいかないなって(笑)。

 

桜井サン:2ヶ月かけて作りました。

 

大林サン:これを2ヶ月って、凄いですよね。さっきの岸本クンも14マジェスタでしたけど、さっきの仕様とは全然違って、これはこれで、僕らの全盛期の時のような仕様になっていていいですよね。

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編集部:今回、仕様変更してきた部分はどこですか?

 

桜井サン:全部です(笑)。フェンダーも4枚全部やり直しましたし、エアロも全部巻き替えて、ドアもトランクも全部作り替えました。

 

編集部:どうして、そんな大変更をしようと思ったんですか?

 

桜井サン:10年ぐらい、ほとんど仕様変更せずに乗り続けてきたんですけど、今のこのタイミングで、自分がやりたいことを全部やろうって思ったんです。2ヶ月で、ガッツリやり込みました。

 

編集部:今回のコンセプトは?

 

桜井サン:色とかは派手なんですけど、クルマの作り込みはシンプルにキレイに作ったつもりです。

 

大林サン:これをシンプルっていう世代ですよね、サクは(笑)。青と黄色で、フェンダーまでやって、シンプルっていうのは、まさしく世代。今までにどれだけ派手なクルマを見てきたのか、よく分かりますよね。

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編集部:フロントバンパーは?

 

桜井サン:今回のベースはKブレイク。Kブレイクの17マジェスタ用のエアロを使っています。Kブレイクのこのデザインが好きで、それで選んだって感じです。脇のダクトはワンオフで追加しました。

 

編集部:リアバンパーは?

 

桜井サン:エボのリアバンパーは取り付け部のみ使っていて、下側はフーガの純正バンパーから型を抜いて、あとトヨタのヴォクシーのダクト類も、純正バンパーから型を抜いて、合体させた感じです。

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編集部:フェンダーがカッコイイですね。

 

桜井サン:フェンダーは大きく出しているんですけど、後ろはさらに7センチぐらい出して、12センチ出しのブリスターにしています。

 

編集部:フロントは?

 

桜井サン:フロントは7センチ出しで、アーチを上げて、キチッとハンドルが切れるようにしています。フロントフェンダーのダクトはヴァルドのLS460用を切ってニコイチしました。

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編集部:ザッと見所を話して貰いましたが、よく2ヶ月で作ったな~って思いますよね。

 

大林サン:本当にそうですよね。製作過程をインスタにアップしていて、それを毎回チェックしていたんですけど、頑張っているな~って思いました。

 

桜井サン:実はリアドアなんですけど、30セルシオのヤツなんですよ。ドアを切って。

 

大林サン:昔、30セルシオが出た当時は、このカタチの場合はオーバーフェンダーってどうすればいいんだろうって、ちょっとなったりもしたけど。今となってはカッコイイですよね。ウイングは?

桜井サン:ウイングはLS460から型を抜いて、マジェスタに合うようにして作りました。

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大林サン:本当は雑誌のVIPスタイルで載せて欲しかったですね。サクとは本当に仲良くやっていて、可愛い後輩。こうやってマジェスタを一生懸命作っているのを見ていると、僕も早く赤マジェを完成させて、一緒にクルマを並べたいなって思いますよね。再来年ぐらいに、一緒にメッセに出せたらいいな。

 

桜井サン:そうですね。今回は自分の中で色々な思いがあって、それを一つひとつカタチにしていったんですけど。大林サンにしっかりと見てもらえて、頑張った甲斐がありました。

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SPECIFICATION

14マジェスタ

●エアロ:(F)Kブレイク 17マジェスタ用ニコイチ(S)エボリューション+ベンツ(R)エボリューション+フーガ(W)ワンオフ ●フェンダー:ブリスター(F)7㎝(R)12㎝ ●ボディカラー:パナマブルー ●ホイール:ワーク ジスタンス 19inch(F)10J(R)11J ●足まわり:(F)カズサス エアサス(R)ボルドワールド エアサス ●マフラー:Kブレイク ●外装その他:IMCボンネット加工、エボリューション ドアパネルスムージング、ドア30セルシオ風加工、ヴァルドLS用フロントフェンダー加工

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