top of page

BLOG

飽きの来ない「大人」の純ベタ

SELECT #1178

26歳にして、すでに全てを掌握している。「この210クラウンは長く乗りたいので、飽きない仕様で作るって決めたんです。派手にやればやるほど、飽きが来るのが早いですからね」。無茶はしない。奇抜さも必要ない。目立ちたいという気持ちをグッと抑えて、細部を煮詰めて行く。これぞ大人クラウン。彼のイジり方はきっと、多くの人が参考にするはずだ。

02_EJ60434.jpg

LONG INTERVIEW

Q. このクルマに乗って何年目になりますか?

 

「3年半ぐらいになります」

 

Q. お幾つですか?

 

「26歳になります。二十歳の時にゼロクラを買って、2年ぐらい乗って、その後、22歳の時に210クラウンを買いました」

03_EJ60560.jpg

Q. 18クラウンもイジっていたんですか?

 

「生足で、ちょこっとって感じですね」

 

Q. 210クラウンに乗り換えたきっかけは?

 

「一目惚れって感じですね。スマートなルックスに。僕のドタイプで、乗りたいなって。ザ・高級車って感じが好きです」

 

Q. 210クラウン、特にどんな所が好きですか?

 

「ヘッドライトもカッコイイし、テールランプもカッコイイし。凄くスタイリッシュだなって思っています」

04_EJ60465.jpg
05_EJ60456.jpg

Q. 今回の仕様のテーマは?

 

「純ベタなんですけど、その中でも『大人向けの純ベタ』みたいな感じでやっています」

 

Q. 大人向けの純ベタ、そのポイントは?

 

「どの世代の人にもカッコイイって言われるスタイルを追求しています。TFLのスタイルを特に参考にさせて貰っています」

 

Q. このテーマでやろうと思ったのは、TFLがきっかけなんですか?

 

「そうですね。藤原あつしサンのマジェスタを見て、カッコイイなって思いました。オーラがあって」

 

Q. 純ベタっていうと、エアロはなしで、足まわりを極めるスタイルですよね?

 

「そうですね。自分はゴチャゴチャしたスタイルが好きではないので、エアロはなしって感じです。純正でどれだけカッコ良くできるか。それをやってみたいなって。あと、北海道っていうか、自分の回りには純ベタが少ないんです。それもあって、他の人と違いを出すためにも純ベタにこだわっています」

06_EJ60379.jpg

Q. ここ最近、仕様変更した部分ってありますか?

 

「ブレーキを導入しました。春先です」

 

Q. メーカーは?

 

「イデアルです。イデアルの極制ブレーキ。去年、このホイールに履き替えたんですけど、純正では物足りないなって思いまして、それでブレーキに挑戦しました」

 

Q. 実際にやってみて、どうですか?

 

「満足です。自分の好きなカラーリングにもできたし。目立ち過ぎない感じでやっているんですけど、そこが大人っぽくていいなって」

 

Q. 大体、多くの人は赤などの派手な色を選びますよね。

 

「そうですね。だけど、僕は大人っぽさを選びました。キャリパーはボディ色と同じ黒にして、ベルハウジングはシャンパンゴールドを選びました。ローターはドリスリです。この落ち着いた感じが自分好みでした」

07_EJ60449.jpg

Q. ホイールは昨年、新しくしたんですね。

 

「そうです。カールソンの1/5エボです。カールソンの中でも珍しいモデルだと思います。TFLの神林サンがLSに履かせていて、それを見た時に自分も履きたいなって思いました。

 

 自分は純正にあるようなデザインのホイールが履きたくて、カールソンはベンツチューナーっていうのもあって、このシックなデザインなら、自分が求めている大人な感じになるんじゃないかなって思いました」

参考にしたい大人仕様のポイント

奇抜さゼロで、あえて主張を抑えろ!

08_EJ60499.jpg

<確固たるポリシー!>

 

Q. さきほどのブレーキにしても、このホイールにしても、普通の人は主張したくなる部分だと思うんですが、橋本クンの場合はそうではなく、奇抜すぎないように心掛けているんですね。

 

「そうですね。そして、周りと被らないようにっていうのも考えながらやっています」

 

<サイズで無理はしない!>

 

Q. ちなみに、ホイールのサイズは?

 

「前後通しで、20インチの9.5Jプラス40です。114.3ピッチが限定で出ていて、それを選びました」

 

Q. ブレーキを入れるにあたって苦労した部分はありますか?

 

「これも好みの部分だと思うんですけど、僕はパツパツ過ぎるのは好きじゃないんです。パツパツ過ぎると、無理して入れているように見えるんで。なので、普通のサイズを普通に入れる感じでやっています。

 

 ブレーキは大きければいいってもんじゃなくて、それよりもバランスの方が大事かなって思っています。サイズはフロントが8potの355φ、リアが6potの355φです」

 

<エアサスも大人仕様のため!>

 

Q. 足まわりは何を選びましたか?

 

「ブレーキと同じで、イデアルのエアサスを入れました。イデアルのマキシマムです。2輪独立タイプの方です。ゼロクラの時は車高調だったんですけど、その時と比べるとストレスが全然違います。乗り心地が良いから街乗りもできるし、しっかりと落とすこともできるし。

 

 自分的に初めてエアサスを組むことにしたんで、凄く悩んだんですけど、ショップのオススメっていうのもあって、イデアルを選びました。あと、イデアルのエアサスはクラウンのオーナーたちからの評価が高くて、それも選んだ理由の一つです。実際に装着してみて、評判通りだなって思いました。

 

 北海道は道が悪いんで、車高調の時は色々と苦労したんですけど、エアサスにしてからは、その辺りで苦労することが減ったので、エアサスにして良かったなって思っています」

 

<全ては長く乗るために!>

 

Q. 橋本クンは26歳って言ってましたよね? 凄く考え方が大人ですね。その年頃は目立ってナンボって感じだと思うんですけど。

 

「そうですね。正直、やりたい気持ちはあるんですけど、そこはグッと堪えています。キャンバーつけたり、スモークを貼ったり、もっとヤンチャにしたいなって思ったりしたんですけど。全部やめました。

 

 この210クラウンは長く乗りたいので、飽きない仕様で作るって決めたんで。その結果が今のスタイルなんです。派手にやればやるほど、飽きが来るのが早いと思うので」

09_EJ60417.jpg

Q. アームも組んでいるんですよね?

 

「はい。Tディメンドです。リアはフルアームで、フロントはナックルとアッパーアームとロールセンターを入れています。ゼロクラの時からTディメのアームを入れているんですけど、アームを入れることで、キャンバー角とかを自分の好みにセッティングできるのが魅力だと思います。

 

 ゼロクラの時はキャンバーを凄く効かせていたんですけど、210クラウンの場合はバランス重視にしています。極端なキャンバーは、やっぱり、飽きて来るんですよね。

 

 210クラウンは足まわりをエアサスにしたんで、車高を上げている時は普通ぐらいで、下げた時に程良くキャンバーを着ける感じでセッティングしています。なので、210クラウンにアームを入れた理由は、ガッツリとキャンバーをつけるためじゃなくて、自分好みにキャンバーをつけるため。今の状態も、自分的にはちょっと着け過ぎかなって思っていて、調整して少し起こそうと思っています」

10_EJ60428.jpg

Q. バンパーは全て純正ですね?

 

「全部純正です」

 

Q. ただ、他のクラウンとは違う雰囲気が漂っている。その理由はメッキですね?

 

「そうですね。ブラックメッキに変更しています。グリル、窓枠、リアナンバーガーニッシュ、テールランプなど、クラウンは意外とメッキが多いんですが、全部をブラックメッキにしました。これでだいぶ雰囲気が変わったと思います」

11_EJ60515.jpg
12_EJ60423.jpg
13_EJ60486.jpg

Q. 塗装ですか?

 

「塗装ではなくて、ラッピングなんです。ブラッククローム系のシートでやっています。塗装でやってしまうと元に戻せないのでラッピングにしました。戻したくなったら、いつでも戻せるように」

 

Q. マフラーは?

 

「マフラーはTディメンドのカッターです。デザインとサイズが自分好みだったので選びました。純正のマフラー開口部とピッタリで凄く満足しています。

 

 マフラーは、今ってチタンとかも流行っていますけど、僕は見た目的にうるさいのが嫌いなので、あえてシンプルに。この静かな見た目もいいかなって思っています。カッターなので、音も純正と一緒。音も大人っぽく静かにしています」

14_EJ60391.jpg

Q. 改めて見ると、純正のリアバンパーってカッコイイですね。

 

「そうなんですよ。これは3.5なんですけど、純正のカタチがカッコイイし、あと、このマフラーがある感じが好きです」

 

Q. エンブレムはトヨタマークだけですね?

 

「そうです。『CROWN』や『ATHLETE』、『G』っていうエンブレムは取りました。トヨタマークも、他のメッキパーツ同様にラッピングしているんですけど、残りの3つもラッピングすると、見た目がうるさいかなって思ったんです。なるべく、落ち着いた雰囲気を演出したいので、だったら、トヨタマークだけで、あとは取っちゃおうって。スッキリと」

15_EJ60529.jpg
16_EJ60478.jpg

Q. ウイングとルーフスポイラーはエイムゲイン?

 

「そうです。210クラウン用は色々なメーカーから出ているんですけど、エイムゲインのウイングとルーフスポイラーはシンプルな所が気に入りました。サイズも大き過ぎず、小さ過ぎずで。装着感がないっていうか、純正!?って感じが僕的には気に入りました」

 

Q. ボディカラーは?

 

「202です。僕は黒しか乗りたくないんです。キレイさを維持するのは大変なんですけど。202は少し走るだけで埃が目立ってしまうんで。今年から車庫保管になって、それまでは野ざらしだったんですけど、その時は毎回、洗車で大変だったんですけど、ちょっとは楽になりました。

 

 202は手入れが本当に面倒なんですけど、だけど、黒が一番カッコイイ。なので、黒は譲れないですね。VIPって感じが堪らないです」

17_EJ60356.jpg

Q. 今日、じっくりと愛車を見てみて、改めて、一番気に入っている部分はどこですか?

 

「ブラックメッキの部分ですね。そこが他と一番違う感じなんで。周りの友達も、その部分を評価してくれる人が多いです」

 

Q. VIPをやっていて、良かったなって思う時は、どんな時ですか?

 

「一番は友達が増えることですね。それが一番大きいです」

 

Q. 製作ショップはピースガレージですね。

 

「そうです。一択でした。自分の先輩がピースガレージに通っていて、その流れです。ゼロクラの時は全部自分でやっていたんですけど、210クラウンのドレスアップはピースガレージの吉田サンにお願いしています。吉田サンとはドレスアップの方向性が凄く似ていて、だから、一緒にやっていて楽しいです」

 

Q. 愛車の方なんですが、もっとこうしたいとか、今度のドレスアップの予定もありますか?

 

「まだ未定なんですけど、今後もシンプルに、大人っぽく、もっともっとカッコ良くしていきたいなって思っています。その上で、いつかフロントバンパーをイチから自分のデザインで作ってみたいなって思っています」

 

Q. 最後に今後の目標は?

 

「今年は北海道から外に出て、イベントに行ってみたいなって思っています」

SPECIFICATION

●バンパー:純正

●ウイング:エイムゲイン

●ルーフスポイラー:エイムゲイン

●フェンダー:純正 

●グリル:ブラックメッキ ラッピング  

●テールランプ:クリアレンズ  

●ボディカラー:202 

●ホイール:カールソン 1/5EVO 20inch(F・R)9.5J+40 

●タイヤ:ニットー(F・R)235/30-20

●足まわり:イデアル マキシマム

●アーム:Tディメンド

●キャンバー角:(F・R)9度  

●ブレーキ:イデアル 極制(F)8pot 355φ(R)6pot 355φ

●マフラー:Tディメンド  

●外装その他:メッキ部 ブラックメッキ ラッピング 

18_EJ60439.jpg
19_EJ60533.jpg

北海道

橋本 大輝

VIP歴:6年

Hokkaido

Daiki Hashimoto

VIP history: 6 years

CONTENTS

bottom of page